上智大学山岳部OB・OGのための情報交換所

装備

学生時代の装備は今使用しているものと比べて体感でですが1.5倍ほど重かったように思います。
登山靴も片足1kg程度のものを使用しておりました。
現在は650g程度と体感値と一致します。

今回の剱の定着山行で特にこのことを感じたのは雪渓を歩いているときでした。
暗い中ヘッドライトの明かりを頼りに剱沢雪渓を歩き始めたとき最初つぼ足でいいやと
思い進みました。
少し歩いてみたところて雪渓にキックステップをしてもさほど食い込まないなぁと感じました。靴が軽い分蹴込んだときの力も弱くなっていたのでしょう。
時間優先のためにアイゼンを着用しましたが、思えば学生時代いつもアイゼンを携行したにも関わらず一度も履かずに4年間夏は剱でアイゼンを使用したことはありません。
休憩中にピッケルでバケツを掘るときも軽いピッケルを持って行ったので同じ理由で
しっかりしたバケツを作るのに苦労しました。

雨具の軽量化については「藪や岩などこすれて穴が空いたら使い物にならない」
という考えの元やや丈夫で現行のスタイルとしては重いものを好んでいました。

装備の選択に関してはその人が何に優先従順位を置いているかでかなり幅があるのも
事実です。

今回軽いものをチョイスしましたが、まさかの結果となり
まだまだ装備の勉強は必要だなと感じました。

2020/8/14