上智大学山岳部OB・OGのための情報交換所

光岳から聖岳①

思えば8月のツアーはほとんどが4泊5日の長丁場の仕事でした。まず8月入ってからの第1弾は南アルプス南部です。

初日は飯田駅で集合し、遠山郷『いろりの宿・島畑』にて宿泊です。ジビエ料理を楽しました。
2日目です。易老渡から易老岳に登るのですが、林道の崩壊により芝沢ゲートから1.5時間多く歩かなければなりません。林道の復旧は今のところないようです。暑い中歩くのが嫌で出発を1時間ほど早めました。
助かったのが湿度が高くなくカラッとしていました。易老渡から急登が始まります。今回光小屋だけ食事の提供が無いため自炊用の道具と食材を担いでいます。堪えますね…。

面平を過ぎるまではなかなか大変で1ピッチすぎるのがあっという間でした。
そこを過ぎてからは、少し落ち着いた感じでした。約4時間30分の行程で易老岳に到着です。

地味な山頂を一応踏みしめ長めの休憩をとります。
ここから光岳方面へ進みます。三吉平までは緩やかな道を歩いていきますが、ここから静高平までは
沢筋の道を上がっていきます。日を遮るものもなく気温も高いのでペースがなかなか上がりません。

静高平まで上がるのも一苦労でした。水が出ていましたので、ここで自炊用の水を6リットル追加で汲みました。小屋までわずか20分ですが、少し重いですね。

一人だけ軽い熱中症?のお客様がいましたので私とゆっくり小屋へ向かいます。
ようやく小屋へ到着し、受付をすませて案内をします。その前に静岡産のお茶をいただきました。

私は夕食の準備に早速取り掛かります。メニューはカレーと海藻サラダです。

夕食後は皆さまお疲れで早々と就寝されたようです。
私は小屋の外で写真を撮影したり、積乱雲を観察してました。

翌日朝食準備し、朝食後に光岳と光石まで空身でピストンしました。
※2枚目の富士山が映っている写真は光岳の山頂付近から撮影したものです。
ハイマツ群生の最南端地である光石に登ります。
海底から隆起した石灰岩であることが信じられませんが、地球のロマンを感じてしまいます。


小屋まで戻り、昨日来た道を易老岳まで戻ります。
②へ続きます。

2019/8/29