上智大学山岳部OB・OGのための情報交換所

幌尻岳

雨でしばらくお休みのため引き続きアップします。7月の終わりに幌尻岳のツアーに行ってきました。実は北海道に行くこと自体が初めてでした。
ルートは額平川コースからです。初日は千歳空港にて集合後、自炊のための食材をイオンで買出しし、とよぬか山荘へ
翌朝2番目の便で奥幌尻橋までシャトルバスで移動します。そこから2時間30分程度の林道歩きが始まります。
北海道電力取水施設まで歩いたら沢靴に履き替えます。リボンの目印を参考に渡渉を数十回繰り返すと幌尻山荘に到着します。普段から沢登りされている方でしたら特段難しいところはないと思いますが、ツアーですのでお客さんがかなり苦戦して時間がかかりました。
山荘の外にブルーシートが敷いてありそこで自炊します。(晴れの日は)

私はスイカとメロンを一玉ずつ背負ってきたのでザックの重量は30kgいかないまでもそれに近いものでした。肩イタイ…。
この日はお客さんに食事とお茶をふるまって終了。


3日目ですが3時に起床し、朝食を作りながらお茶を沸かします。朝食後、すぐに出発をします。序盤から急登が始まります。
命の水辺りまでは晴れたいたのですが、カールの手前あたりから雲が増えていき晴れ間が無くなります。
雨は降っていないので、高山植物を見ながらゆっくりと山頂を目指していきます。
山頂に到着し休憩を入れます。下山を始めようとした時にとうとう降り出してきました。なかなか強くやむ気配もありません。
来た道を戻り下りていきます。行きにスルーした命の水によって水を補給します。とにかくゆっくりと下りて山荘に到着です。
この日は小屋の中で夕食を作り、その後すぐに就寝しました。


3日目の雨が降り続いたせいで沢が増水していました。そのため、チーフガイドとの話し合いの結果停滞することになりました。緊急連絡先への連絡を小屋の衛星電話にて行い、それが終わったら飛行機のキャンセルなどの手続きを会社を通して行ってもらいました。食糧はもともと2日分しか携行しておりませんでしたが、余った食材をうまく活用しました。
この日は食事の用意以外は目の前の沢の水量と天気の確認くらいしかやることがありませんでした。


なんとか水量が行きと同程度まで引いてくれましたので行動ができて帰ることができました。




















2019/8/28